IoTによる先進的な介護者サポートシステムの開発(2020年度-2022年度科研費挑戦的研究(萌芽))
本研究では、映像IoTと小型センサを活用することで、認知症の人を介護する介護者の見守りサポートシステムを開発します。具体的には、カメラ映像から微細な動きや色の変化を強調する処理を用いることで、呼吸や脈拍などの生体情報を遠隔地においてリアルタイムに検出するとともに、小型環境センサを用いて気温や照度、湿度など対象者の生活環境を把握することで、起床や睡眠、排泄、移動などの生活パターンをモニタでき、危険な環境(気温や湿度)、異常な状態(動いていない、徘徊等)をすばやく検知します。これらIoT機器を組み合わせたリモートかつリアルタイムな見守りシステムを用いることで、介護者の負担軽減を目指します。